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お前なんて看護婦やめちまえ! [ナースの宝箱]

ある、患者さんがいた。
とても明るく話好きな面白い方だったが、病状から酸素供給している状態でもすぐ
に会話やほんの少しの動作で低酸素となってしまうようになった。

(ここであえてその病名がなんであるか、また低酸素が身体に及ぼす影響について
触れることはしないので、酸欠状態が続く先にあるのは死だということだけ、頭に
おいてこの先を読んでください。)

急激な病状の変化、行動制限、病室内で過ごし、足が不自由なわけではないのに、
自分で勝手に動けないというストレス。
動くと息が上がるのはわかっていても、歩けるのだから自分でトイレに行きたい。
人間として当然の欲求。

患者さんの気持ちもわかる。私だって自分でトイレに行きたいと思ったときに行き
たいし、俗に言う「下の世話」をされるのに抵抗のない人なんていない。
だが、その基本的な欲求を許してしまえば、確実に死がすぐそこにある。
患者さんが室内でのトイレ、を受け入れるのは体が辛くてしかたなく、ということ
を忘れてはいけない。
トイレにいくのが辛いから、と申し出てくる患者さんもできればしたくなかったこ
となのだから、そこには充分に配慮して関わらなくてはならない。
患者さんが言うよりも先に治療上の制限として医師からストップのかかる場合があ
る。そのとき、「いつまで?」「どうして?」生まれる疑問と心の葛藤。

トイレひとつにしても、様々な介助の段階があり、歩行見守りから車椅子見守り、
車椅子を押していく人もいれば、酸素をつけて車椅子を押す、酸素ボンベだけひい
てあるく、車椅子を看護師が押す・・・細かくて個別なものなのだ。
返事はわかったと言っても、こっそり自分でトイレに行ってしまう人もいる。
だが、それで意識をなくしてしまい倒れる危険がある。

酸素をせず、皮膚の色が真っ黒になってしまっている患者さんを発見。
どうしたのか聞くと「外に行くんだ!」と向かっているのは非常ドア。
病棟はもちろん1階ではないので、危険極まりない。
「今は酸素も下がってるし、もう少し落ち着かないといけないからまずは酸素しま
しょうか?苦しかったでしょう?もうすぐ御飯もくるしその後先生に聞いてからに
しませんか?」など、声をかけるが、興奮して目がギラギラしている。
危険なくらい低酸素なのは見ただけで十分わかるほどだったが、酸素も興奮のあま
りつけさせてもらえない。
「死んだっていいんだからほっておけ!!そこから飛び降りるんだ」うわごとのよ
うに繰り返し、こちらの言葉は聞こえていない。
話を聞こうとしてもとにかく殴ろうとする。
言葉とはうらはらに、死にたくないから死を意識してパニックになっているのだ。

夜勤の朝の検温の時間。日勤はまだの時間できていず、看護師は私ともう一人。
殴られたり、ひっかかれたり、本当に大変だった。
そのまま死んでしまうのではないかと思う状態だった。
戦場のような忙しさの中、他の仕事も早くきた日勤者や相棒のフォローでなんとか
こなしながら、医師と家族にきてもらい、治療。
引っかかれながら「お前なんて看護婦やめちまえ!」と言われたことがショックだ
った。

死んでほしくなくて、必死に関わった。
入院当初からずっと担当し、いつも笑顔で話してくれていた患者さんに言われた、
生まれて初めての言葉。
奥さんが「いつもこの看護婦さん好きっていってたじゃない、なんでそんなことい
うの!」と涙ながらに怒っている。
その後家族と話し合いをし、治療に精神的アプローチ(鎮静剤の使用)も加えられ
ることになった。

無理もない。いつもとあまりにも違う旦那さんに戸惑わない人はいないだろう。
奥さんも殴られそうになり、お子さん達がそれを押さえていた。
「いつもは暴力なんてふるう人じゃないんです。すみません。」謝りながら泣いて
いた。
優しいお父さん、とお子さん達も言っていたから、病気のせいだということはわか
っている。でも、やっぱり言われた言葉は重く深く心に影を落とす。

翌日の夜勤中、頭の中で言われた言葉がまわっていると、医師がそっとメモをくれ
た。医師間での意見交換中だった先生は、記録しながら暗い表情の私から察したの
かもしれない。
「辛いだろうけれど、**さん(私)に感謝している患者さんはたくさんいます。
頑張ってください。」と書かれていた。その優しさに泣きそうになった。
先輩もそうそう、とメモを見て「頑張ろう?」と声をかけてくれた。

色んなスタッフに向け、無意識に何度パンチがとんできただろう。
家族も何度ひっかかれたりパンチされただろう。止められるくらいの力のない拳。
奥さんも、最初は動揺していたが、「今日はパンチしようとするから元気あるの」
と話すようになった。すべては病気のせいなのだ。

その後・・・病状の悪化でしばらくして患者さんは亡くなった。
私が担当する夜勤のときだった。家族と一緒に泣いた。
相棒のベテランナースが言った。
「**さんやっぱりあなたのこと好きだったのよ。見送って欲しかったんだわ。」

患者さんの病状が悪化したためあの後会話らしい会話はできず、どんな思いであの
時、「辞めちまえ」と言ったかは、聞けずじまいだった。
永遠にあのときの気持ちを聞くことはできなくなってしまったけれど、これからも
その言葉を重く受け止めて働いていこうと思う。

*病気について細かくかけないため、わかりづらいでしょうが、鎮静剤を使うこと
 でしか安静がはかられず、家族の了承のもと、鎮静剤を使い、(昼、夜のリズム
 はきちんとつけた上での使用)本来の病気の治療をしていました。


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りんたろ

酸欠のときは、平常心ではなくなっていますし、ありもしないものが見えたり聞こえたり。
実際、自分がそういう経験をしたので、その男性の患者さんも、きっとひなさんに対しては本心でひどいことを言ったのではなかったと思います。
いろいろと頭の中で妄想と戦っていたのではないでしょうか。
状態のいいとき、笑顔で話されていたのなら、きっとひなさんに感謝していたと思いますよ。
by りんたろ (2004-12-26 21:40) 

lotus-v-ren-v-hasu

死と向き合う。
その事は言うのは簡単ですがやはり自分の中で抱くのとは違いますよね。
死になれてしまう。
そうなってはいけないのにそうなる時が蓮にはあります。
あ~また今年も何人亡くなったのか・・・・なんて人数で思っってしまったり。
でもみんな必死に人生を生きて立派に往生された方々なんですよね。
自省の蓮です。
死に対して何を思うか。死を意識して過ごす日々をどう考えるか。
生きることには沢山の重みがあることを改めてしりました。
ひなさんありがとうございます。
生きているのだから死ぬのが当たり前。そんな単純な思いの中で生きている人はいなのだろうな、と思う蓮でした。
by lotus-v-ren-v-hasu (2004-12-26 21:46) 

run-hirachiko1

なんだか記事読んで泣けてきました。
ひなさんはいろいろ感じながらナースをしてるんですね。
自分に負けてしまったり病んでる感情に影響されてしまったりな職業なのに、突き進んでいけるバイタリティーに感服しました。
私も「ナースの宝箱」の一読者になります。
by run-hirachiko1 (2004-12-26 21:53) 

ひな

>りんたろ さん
ありがとうです。
息苦しいというのは本当に死の恐怖だ、と患者さんが言います。
低酸素状態+パニック状態だったのは理解できていますが、自分が
気づかずに何か辛いことを言ってしまったか、やってしまったかしたの
かも、という思いはぬぐいきれなくて。
でも、その方が元気な時にくれた小さな飾り物、今でも大切にしなが
ら、それを見ては答えがでない質問に取り組んでいる感じです。
辛くても大切な貴重な思い出です。
>ichiro さん~nice!ありがとです(^-^)
>蓮 さん
人の死は、1人とか数人なら悲劇だけど、数が多くなるとその死は、
統計上での数字でしかない、って何かで目にしたことが。
ニュースなどたくさんになればなるほど、人数だけが流されることを
言っているのだと思いますが、連さんの言うように、一人一人色んな
人生を背負っているわけで、悲しむ人もたくさんいるんですよね。
今日も大地震と津波で多くの方が命をおとされました。
なくなられた方のご冥福をお祈りするとともに、今行方不明の方や、
渦中で大変な思いをされている方の無事を願っています。
>chikoさん
nice!ありがとうです。バイタリティはないほうです(^^ゞ
患者さんやその家族、そしてスタッフや自分の家族、友達など周り
に支えられているからやっていけるのだと思います。
周りのみんなに感謝です。もちろん、コメントやnice!くれたり、読
んでくれているblogのみなさんにもすごく感謝してます。
by ひな (2004-12-26 22:34) 

サンラブ

こんばんは
看護師さんの大変な一面を拝見致しました。

酸欠状態の恐ろしさは、何時死が訪れるか?それと戦う患者さんや家族もギリギリの状態だったのでしょうね。
私も息子が喘息で危険な酸欠状態を味わったことがあります。
思わずそのことが思い出してしまいました。

頑張ってお仕事なさって下さい。
by サンラブ (2004-12-26 22:55) 

kyao

入院中の父を思い出しました。
父は今年の初め、前立腺にポリープが見つかったことから薬物治療を行っていたのですが、副作用による肉腫のようなものが出来たため、即手術となりました。
実家に戻った私は、母と交代で父のお見舞いと看病を行っていたのですが、土日になるとなんだかんだと理由をつけて帰ってきてしまうのです。今でも父はその訳を話してはくれません。夜、一人きりの病院は寂しかったでしょうし、自分ひとりだけが取り残されていたと思ったのかもしれません。ですが、その頃の父はまったくの別人でした。決して責めるわけでもなく、私や母が「どうして帰ってきちゃったの?」「看護婦さんやお医者さんにはどう言って来たの?」と訳を尋ねているだけだというのに「自分の家に帰ってきて、何が悪い!」と怒鳴り散らし、鬼のような形相で睨むのです。幸いだったのは、土曜日に自宅に泊まれば、気分が落ち着くのか、日曜日の夜には大人しく病院に戻ってくれたことです。
手術も無事に終わり、入院から通院に切り替わると、父も随分落ち着いてきました。ふと、何かの拍子に入院していた頃を思い出し、家族みんなで「あの頃のお父さんは別人だったよねー」と話していたとき、父は一言「悪かったな…」とだけ言ってくれました。

結婚式のとき、「健やかなるときも、病めるときも…」という言葉がありますよね。これってすごく大切だし、もの凄く難しいことだと思うのです。
普段健康なときは何でもないことなのに、病気や怪我で心がいじけてしまうと、何気ない一言がとても意地悪く聞こえてしまうことがあります。また逆に、自分では思ってもいないような言葉が口をついて、その言葉に自分自身が驚いてしまうと言うこともあると思います。
ひなさんが看護された患者さんも、私の父と同じだったのではないでしょうか。ひなさんを恨んでいるわけでも何でもないのに、つい激しい口調になってしまったりということがあると思います。それは逆にひなさんに患者さんが甘えてらしたという証拠。ほかの人には言えないようなことでも、ひなさんの優しさに、つい言いたくもないことを言ってしまったということではないかと私は思います。
私が言うまでもないことですが、患者さんが病院を出て行かれる理由にはさまざまなものがありますよね。けど、それがどんな理由であれ、自分に尽くしてくれたお医者様や看護師さんのことは、患者さんは絶対に忘れません。いつも見送る側であるひなさんは大変なご苦労かと思いますが、これからも患者さんの支えになってあげてください。
長文、失礼しました。m(__)m
by kyao (2004-12-26 23:06) 

ひな

>サンラブさん
小児ではないですが、今までの経験の中で、喘息の重積発作の
緊急入院の患者さんが一番ひどい喘息発作の方で、息が吐けず
吸えないので、みるみる酸素をしていようがどす黒くなっていった
方がいました。呼吸介助をしながら「死ぬ~苦しい~」と言われ、
呼吸介助する私の腕をあとがつくくらい強く握ってました。
ひたすら点滴の薬が効くのを願いました。
無力だなと思った瞬間の一つです。その方は助かったのですが、
皮膚の色が戻っていき、呼吸が楽になり、初めて笑顔を見たとき
すごく嬉しかった。息子さんも発作あったんですか、大変でしたね。
見ていて代われない辛さも家族にはあるでしょう。
発作が起きないことを願ってます。
by ひな (2004-12-26 23:09) 

ひな

>kyao さん
お父様のような患者さんは多いですよ。
特に高齢の方ほど、環境の変化で痴呆になってしまう方や不穏となって
しまう方がいます。
家と勘違いして行動したり、昼夜が逆転したり、不眠から妙にハイな状態
になったり。
お父様のように外泊や外出できる方はまだ発散や気分転換で頑張れる
のですが、それが出来ない方ほどストレスは大きくなります。
kyao さん、ねぎらいの言葉ありがたかったです。感謝です(T_T)
by ひな (2004-12-26 23:16) 

すみません。言葉がでません。
色々、考えるべきことがあるような気がしました。
by (2004-12-26 23:38) 

kiyo

病気は全然違いますが、患者側の意見です。少々勇気を持って書きます。

今年8月~9月の間、薬物投与による治療を受けていました。
全身を襲う倦怠感、少し姿勢を変えるだけで起こる吐き気、極度の食欲不振により、食べては吐き、食べなくても吐き、絶食を何日も経験しました。身体も、はためで分かるほど薬物の影響を受けていました。
当然過度なストレスがたまります。ストレスというのは怖いです。自覚症状は全くありませんから。。。
そして、、、ふと気が付くと怒っているんです。母に、仲の良い看護師さんに。
それは本当に、「気が付くと」なんです。そこに意味なんて全くないんです。
母や、看護師さんに何度怒ったかは分かりません。。。
・・・その事実は僕の中で、まだ整理できていない事実だったりします。ただ、周りの話を総合すると、お見舞いの人や、初めて担当になる看護師さんには一度もそういう姿を見せたことがないようです。気がおけないからこそ、甘えていたからこそ、出たのかもしれません。
いろいろなことがありましたが、両親や医師、看護師さんにはとても感謝しています。当初はもう一度普通の生活が出来るとは思っていませんでしたから。
同時に、迷惑をかけて申し訳なく思ってしまうのもまた事実です。。。

こんなところです。参考になることを願うのみです。。。

> kyao さん
kyao さんのお父さんがそのことを整理できているのかは分かりませんが、
僕が同じことを言われても同じことを言うしかないと思います。
思い出しついでに文句の一つも・・・というのは分かりますが、あまり、いじめないでやってください ^^;
by kiyo (2004-12-27 01:57) 

ぽん太

はじめまして。退院して まだ一月半ですが、ベッドの上で寝返りも禁止、絶対安静。看護婦呼びなさい・・いつ病状が急変して・・終わりになるか・・今日明日がヤマですからねと言われて・・意識がはっきりしている分だけ辛かった。特に最初に運び込まれた病院で、うちでは手に負えませんと言われたときは、え!どうなっちゃうの??と・・そこで醒めちゃったからおとなしい患者さんでいられたのかな?。退院の時CCUの看護婦さんたちに、二度とここで会わないようにしましょうねと言って・・笑顔での別れ、最高と言われました。でもトイレだけは這ってでも、したかった。ダメとは分かってても
by ぽん太 (2004-12-27 02:09) 

m_marumaru

ひなさんのブログで、祖父を思い出しました。
10年前に亡くなった私の祖父も、なくなる3日前に、入院していた病院で大暴れしました。「こんな所にいたら殺される!うちに帰るんだ!」そう言って、なだめる看護婦さんを殴ったそうです。91歳でした。結局、その病院は『これ以上面倒はみれません』と退院しました。一晩自宅で酸素ボンベと一緒に過ごして、次の日に別の病院へ行きました。その病院で祖父は先生に「あと5年、生かしてくれ。」と言ったそうです。死って、やっぱり怖いんですよね。そんな生と死の間で働いている看護士さんやお医者さんは、すごいとおもいます。
by m_marumaru (2004-12-27 07:16) 

kyao

kiyoさんへ
お気遣い、どうもありがとうございます。あの父との会話のくだりは、父の気持ちが落ち着いてきて、ようやく冗談が通じるようになってきてからのことです。もし、私のレスを読まれてkiyoさん同様、誤解を招かれるようでしたらこの場を借りてお詫びします。失礼しました。

正直、普段とあまりに違う父の態度に何度も腹を立て、本人に当り散らすようなことこそなかったものの、大阪に帰ってしまおうかと思ったこともありましたが、あの父の一言で「ああ、父自身もわかっていたんだな」と思うに至り、自分の矮小さに恥じ入りました。病人が家庭にいると言うこと。そして看病・看護の難しさを思い知った気がしました。

ひなさんへ
個人的なレスで掲示板を使わせていただいてしまいました。申し訳ありませんでした。m(__)m
by kyao (2004-12-27 07:38) 

yunaママ

読んでいて胸が苦しくなりました。
でもその患者さんもきっとひなさんに感謝されていたことでしょう。
人間はいつかは死が訪れると分かっていても、やっぱり死への恐怖がつきまとう・・
また病院にいることで希望が見えず、死への恐怖ばかりが膨らんでしまったのでしょう・・
命の現場で働くひなさん、これからもがんばってください。
きっとひなさんの支えでがんばっていける患者さんたちがいっぱいいるんだと思います。
by yunaママ (2004-12-27 08:00) 

ひな

おはようございます&たくさんのnice!コメントありがとうです。
みなさんのnice!は、「ナースの宝箱」のカテゴリーに関しては、
勝手に「頑張れ!」というボタンの気持ちで嬉しく思ってます(>_<)
>stray_catさん
難しい問題ですよね。書いた下書きを公開すべきか、かなり悩み
ました。で、厳しい内容なので、病気ややりとりも具体的には書く
ことがためらわれ、そうなると余計わかりづらくて、書いたことが、
読んでくれる方に伝わるだろうか、でもやっぱり自分の中ではこの
ような関わりも現実の病院にはあるってことを書きたかった。
でも、みなさんのコメント見て書いた意味は確かにある、そう思う
私です。
>マロニ さん
外来に逃げた、と書かれていますが、外来は短時間でたくさんの情報
を患者さんから得たり、観察したり、しかも初対面の患者さんも多くて、
人間関係をつくるのがとても大変な場です。
病院の窓口であるわけで、そこで信頼を失うと患者さんは病院を嫌い
になるでしょう。病棟へ、そして病棟から外来へ。連携が必要な大切な
そしてとても難しい場所。そう思っています。なので、マロニさんが逃げ
たとは思いませんよ。私は一度失敗したら患者さんと関係を再構築す
るのがとても難しいのが外来だと思ってますから、本当に頭が下がり
ます。同じナースの方が読んでいるなんて恥ずかしいやら恐縮です。
by ひな (2004-12-27 08:34) 

ひな

>kiyoさん
まずは、またきてくださり、辛い経験を書いてくださってありがとう。
同じように薬物による治療を受け、辛い思いをされる方たくさん看て
きました。なので、胸が痛いです。
イライラをぶつけられたりはよくありますよ。ぶつけてきたあと謝って
くる方もいますし、そうじゃない方もいます。
でも、辞めてしまえ、は初めてだったので、ズドンと撃ち抜かれた気
分でした。どんな気持ちで言わせてしまったのか、って。
あの時は大変だったね、って家族の方と言えるくらい元気になって
欲しかった。切ないです。患者さんの側の言葉は本当にためになり
ます。感謝します。よければ、(読むのが辛くなければ)またいらし
てくださいね。
>ぽん太 さん
え!?本人に向かって明日がヤマとか言ったんですか?
だったら許せないです。
トイレはですねぇ・・・私も手術の麻酔さめないうちにしたくなって、
「おしっこ!!」って叫んだそうです(-_-;)そしてもちろん起きれない
からベッド上だったようで。意識なかったから本人覚えてません。
でも学生の時、実習でベッド上でゴム便器あて排尿、っていうのが
看護側と患者側の両方体験するんですが、できなかったですよ。
そのときの羞恥心、忘れちゃいけないと思ってます。
>みさまる さん
患者さんが大暴れすることはけっこうあります。
そういうときは家族の協力が必要不可欠で、家族がいると落ち着く
こともけっこうあります。
でも、家に帰されたんですか?・・・う~ん・・・それってどう?って、
その病院に聞きたかったり。
>kyaoさん
BBSもないし、内容に沿って来てくださった方方々が交流するのは
すごくいいなって思ってます。お気になさらず(^-^)
あと、介護も看護も忍耐が必要だと思います。
>yunaママ さん
いつも温かい言葉をありがとうです(T_T)こうやって充電されたりする
んですよね。頑張ります。
by ひな (2004-12-27 08:58) 

rodman91

なんか上手い言葉が出てこないのですが・・・・
「辞めちまえ」とは、病気のせいとはいえ、ショックでしたでしょうね。
心中お察しします。
そして、ご同僚のお医者さんや先輩の言葉は優しいですね。
ひなさんの普段のお仕事ぶりを見ているからなんでしょうね。
なんていうか・・・・うん、頑張って下さい。
by rodman91 (2004-12-27 09:02) 

ひな

>rodman91さん
ありがとです。頑張ります。とりあえず、面接受けるの久々で
緊張しまくり。落ちるかも~(T_T)
by ひな (2004-12-27 10:03) 

nakaZ

こういう内容には,本当は“nice!”ではなく,別の言葉で
自分が受けた感銘とか衝撃を伝えられたら,と思うのです。
「死」に向き合うことの恐怖,人間の精神の強さともろさ,
いろいろなことを考えました。看護師の力は,現場において
偉大だと思います。がんばってください。
by nakaZ (2004-12-27 11:24) 

kiyo

>ひなさん
今は完治とはいかないですしやっかいな後遺症も結構残ってるんですが、すごく元気です。昨日も、友人の結婚パーティーの臨時スタッフとしていっぱい写真撮ってきました。
あのときの経験は今までで一番辛い経験でしたが、終わってしまえば得られたもの周りに知らずと与えていたものも多く、いい経験だったなと思います。
これを、「いい経験だったな」だけで終わらせず、周りに伝えていかなきゃいけないよなーと僭越ながら思っています。

また、コメント書きます!

>kyao さん
もちろん、冗談だってことは分かってますよー。
ただ、両方の立場を経験した今、「そのときは本人が一番辛い思いをしたんだよ。」ということを分かって欲しくて。。。
あ、せめてるわけでもないですよー。あー、もう、文章って難しい!
by kiyo (2004-12-27 14:13) 

ひな

>nakaZ さん
ありがとうです。
私もnice!以外のボタンがあってもいいのになって思ってます。
>kiyoさん
体に気をつけながら楽しく過ごされているようで何よりです。
またお待ちしてますね(^-^)
by ひな (2004-12-27 15:20) 

ひな

>ひろさん、カブトム舎さん、遥雲さん、読んでくれ、nice!をありがとでした。
by ひな (2004-12-27 15:24) 

”nice”だけじゃなくて”涙”ボタンがほしいです。
胸がキューっと鳴りました。僕は患者さんに手を上げられたりひどい言葉を言われたことはありませんが、患者さんの家族、旦那さんに殴られそうになったことがありました。
ずぅーーーーーーーーーーーーーっと入院してる奥さんの為に魚の切り身を作って差し入れしに来たんだけど、酔っ払ってて、当直の看護師さんとモメてて、「なんで俺の作ったものを食わせられないんだ!!」って怒ってるところでした。看護師さんに掴みかかりそうっだったので間に入ると、僕の胸倉をつかんで殴ろうとしました・・・。

すごく悲しかったです。僕はその手をつかんで「やめてください、やめてください」と言うしかなかったです。誰も悪くないから。押し返すこともできず、かといって殴られるわけにも行かず、そこで拮抗していることしかできなかったです。

警察の人がきて収めてくれましたが、きっと誰の気持ちも収まっていなかったと思います。

ちょうどこんな季節でした。

ひなさんの記事を読んで患者さんや家族の目線で感じようとしたその頃の診療所の仲間達のことを思い出して、なんだか誇らしい気持ちになりました。
ひなさんには勇気をもらっています。これからも頑張ってくださいね。
by (2004-12-27 16:15) 

ひな

>スナフさん
サーバーが混みあってます表示がずっと出て、ログインできず
なかなかコメントできませんでした(>_<)
結局さっき起きてしまったのでチェックしたらようやくblog見れて
ホッとしました(^^ゞ
ありがとうです。スナフさん。私はここでのみなさんの励ましで
また頑張れる気がします。
by ひな (2004-12-28 04:17) 

ひな

>飛行機雲さん
nice!と読んでくれたことに感謝(^-^)またいらしてくださいね。
by ひな (2004-12-29 19:16) 

marron-marron

はじめまして。クリと申します。
私も以前、看護婦ではありませんが、病院で働いたことがあります。
いろいろな心遣いがあったり・・・でも、きつくあたられたり・・・。
そして、悲しい別れがあったり。

前向きにがんばってるひなさんを知り、私も・・・今の仕事もうちょっとがんばってみようと思いました。ありがとうございます。
by marron-marron (2004-12-31 00:25) 

ひな

>栗さん
今、自分にできることを、お互い頑張りましょうね。
頑張り続けていれば、そこから新たな道はまた広がっていく
そう信じている方がこれから先に希望が湧いてくるし。
コメントありがとです(^-^)
by ひな (2004-12-31 09:54) 

ひな

**なっちゃーさん**
「体も気持ちも、今までに味わったことも無い辛さ」
・・・まさにその通りです。とにかく余裕がなくなるのです。
好きなことをする余裕、お話をする余裕、許せる余裕・・・
体も心も想像以上にきついのです。
「悪いけど」って言葉がでるだけ、義母さんはまだ気を遣っている方です。
「うるさい!!」って言ってしまうこともあるでしょう。
絶対伝わっています。そう信じて間違いないですから。
振りをするのと、本心からのものと、ちゃんと違って伝わります。
調子を見ながらって難しいですけどね。
なっちゃーさん、大丈夫ですよ。
by ひな (2005-01-02 21:12) 

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