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おじぎをする癒しの手 [ナースの宝箱]

連日勤務で帰宅が毎日10時半をまわっていたあとの夜勤の巡回時のできごと。
ぱっちり目を開けているおばあちゃんに変わりないか声をかけると、手のひらをおじぎさせるようにして「ありがとう」のいつもの合図。

自分では起き上がれず寝たままのおばあちゃんにとって、頭を下げる代わりに寝たままで出来るお礼のしぐさのようで、大分前からこのしぐさをするようになった。あまり発語の多い方ではなく、声をかけても手のしぐさばかりの時もあるし、時々急に話す時にはつじつまの合わないことを言っていることも多い。

先日も夜中の巡回時、「うちのもんがおらんくなっちゃったで弱ったなぁ~(家族が居なくなってしまったから、どうしよう、困ったなぁ)」と突然話しだしたと思ったら「道に迷って帰れんくなっちゃった。誰か連れて来てくれんかなぁ。わし一人じゃ動けんもんで。(道に迷って帰れなくなってしまった。家族を誰か連れてきてもらえないかなぁ。私一人じゃ動けないから。)」と突然話し出しされたことがあった。
「大丈夫。私がお家の人に頼まれてるから心配いらないですよ。」と声をかけたら、おばあちゃんは頷きながら「わし一人じゃ動けんもんね。頼む~。」と言ったあと、安心したのか、表情は穏やかになったが、また言葉がでなくなってしまい最後は手のおじぎをしてくれ退室した。

今回の夜勤では、そのおばあちゃんが急ににっこりしたと思ったら「よう頑張ったな~。かわいいな~。」と何度も繰り返しながら、キラキラした目でニコニコしながら、私の頬や頭をよしよしするように撫でてきた。しばらくそうしたあと、満足したように頷き、また手のひらでぺこりとおじぎをして布団に手をしまった。

おばあちゃんは私を他の誰かと思っているのだと思うけど、疲れていた私には突然の癒しのプレゼント。
「私は**さんの笑顔に元気もらってるよ。ありがとう。」と言うと、おばあちゃんが、手でぺこり。

さあ、また頑張ろう。



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今朝のエピソード。 [ナースの宝箱]

「お、誰か鳴らしてるな。よしワシも・・・」
夜中にナースコールを負けじと鳴らしあっているおじいちゃんとおばあちゃんの競演が朝方やっと終了し、鬼のように多い本日の採血をなんとか回っているころ、トイレと反対方向に向かっている歩行器で歩く後ろ姿を発見。

その後姿は、入院してきたときはぐったりで発語もなかったおじいちゃん。
ある日突然目覚め、「帰ってきました。」の一言に「**さんが目覚めた!!」「**さんがしゃべった!!」と喜び、みんな笑顔がこぼれた。

それ以来、フラフラしながらも動くため、ナースステーションに近いお部屋で見守り中。
就寝前からトイレに行こうとフラフラ出てくるので、歩行器を教えたら大層気に入り、呼んでから見守りで歩きましょうという約束に「頼みます」と言っていたのに、コールが鳴ることはなく、出掛けをキャッチして見守り、の繰り返し。

でも、失禁してしまうよりも排泄行動の自立に向けた援助は大切なこと。
「みんな心配してくれたのか~。いや~悪いな~。ありがたいな~。」
夜中も何度も見かけてスタッフで入れ替わりトイレ誘導しているが、ナースステーション前のツリーの電飾の目印も意味なく、毎回反対に向けて歩いてしまうので、そのたび一緒にトイレとお部屋の間の見守り。

送り届けて無事、転倒することなく朝が来たな~と思っていた矢先。

「なんか私今日変だわ。おかしくなっちゃった。
ね~看護婦さん、私ぼけちゃったのかも。なんか変なの。どうしよう・・・」

朝5時半過ぎ。フラフラと廊下に出てきたおばあちゃんを発見。
表情もうつろで、声をかけると上記のように繰り返していた。

声をかけると手を握ってくるため、支えると「部屋に戻る。一緒にきてくれる?」と。
体を支えながら一緒に歩き、部屋に戻ったあと、不安になると表情が乏しくなって、認知症の症状が出てしまう方だが、念のため検温するが異常はなし。

その後もベッド回りでガサゴソと荷物を開けたり閉まったり。
朝の採血や薬配りなどをしながら気をつけていると、おばあちゃんはトイレへ。
誘導して帰りはブザーで知らせるよう伝えていたが、いつのまにかナースステーションの
カウンターにきて、私を手招き。

「報告に来たよ。私変なの治った。あのね、見せたいくらいね、たっくさん出たの。そしたらね、治ったよ。あ~もうだめかなって思ったのに、トイレ終わったら治ったよ。心配かけたね。」
すっきりした笑顔で嬉しそうに何度も何度も部屋に一緒に戻るまで、排便があったことを切々と訴える。

部屋に一緒に戻り、何はともあれ良かった。

経管栄養を入れるため、入ったおじいちゃんのお部屋では、寂しがりの小さなおじいちゃんが、私の手をたぐりよせ、一生懸命抱きつこうとしている。個室のため余計寂しくなっている様子。
そこに後輩スタッフ登場。
「おはようございます。」と声をかけられ、そっちにも手を差し伸べる欲張りおじいちゃん。しばらく二人の手を離そうとしない。
これも、いつものこと。
「**さん、また来るから、お仕事行って来てもいいですか?」
しぶしぶ手を握る力を弱めてうなづいてバイバイと手を振ってくれる。

ナースステーションに戻ると、別のおばあちゃんが部屋の入り口からこちらを眺めている。転倒のリスクの高いおばあちゃんで、夜中に点滴を自分で抜いてしまった方。

「おはよう、ここはどこだったかねぇ~ハイヤーを呼んでくれんかねぇ。家帰りたいだ。迎えが来んもんで。」

「ここは**病院でねぇ、○○さんは入院してるんですよ。しっかり治したらハイヤー呼んで、お家に帰れるもんで、まずは朝ごはんしっかり食べましょうか。」

「ほぉ~っか。病院か~。じゃあ、まんだ家には帰れんのか・・・ほぉ~っか。
ここで(朝ごはん)呼ばれるのか。んじゃま、いただくか。」

食後もハイヤー(タクシー)を呼んで欲しいと言っていたおばあちゃん。
でも、ニコニコ笑顔で言われると思わずニコニコ。

疲れたけど、いっぱい癒された今朝の場面の数々。
また明日はゆっくり休んで、あさってから頑張ろう。


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サンタの正体 [日々の風景]

もうすぐクリスマス。
先月から、毎年のことだけど我が家にはツリーやリースが飾られ、ぬいぐるみたちもサンタやトナカイの帽子をかぶってクリスマスバージョンになっている。

街中のクリスマスデコレーションには及ばないけど、毎年飾るのが楽しくて、今年は勤務が合わなかったからツリーのてっぺんのお星様だけ旦那さまが担当だった。

ナースステーション前にもツリーが飾られ、入院中のお子さんに手を引かれたママが一緒に何度もツリーを見に来ていた。
小さな手に痛々しい点滴が繋がった状態で、それでもキラキラ輝いた瞳でピカピカ光るツリーの電飾を見ている。

「今年は何お願いしたの?」とママさんサンタクロースが情報収集しているのを聞きながら、最近は一体何歳ぐらいまでサンタさんを信じているのかなぁと思った。
その答えのようなものがその日の夜に思いがけないところから返ってきた。

いつも旦那と一緒にいく、近所の居酒屋がある。
そこの大将の奥さんは元ナース。もちろん一緒に働いたことはないが、容姿振る舞いを見ていると、どっかの病院の看護主任や課長をしていてもいいくらいのしっかりしていて、なおかつ美人の奥さん。
その小学生の子どもが二人いるママがその夜こんなお話をしてくれたのだ。

「毎年サンタさんからの分とパパママからの分と二つプレゼントを用意していたのね。
でも、今年はもうやめたの。一つにすることにしたの。
上の子はもうとっくにサンタはパパとママって知ってるんだけど、下の子はまだ信じてると思ってたから続けてたのに、サンタさんっていると思う?って聞いたらパパとママでしょ、って。

ゲームの保証書の店の名前とかで**で買ってきたとかわかるって同級生に聞いてたんだって。ちゃんと用心してるパパママは保証書も抜いてプレゼントするみたいだって。
それを聞いてから毎年今年はやすい店で買ったとか分かってたみたい。
でも言ったらプレゼント一つになるから言わなかったって言うの。

だから今年は一つ。それも二人で一つ。
何が欲しいって聞いたら二人とも食洗器っていうんだもん。
やっぱりお店やってるから自分達でお手伝いで家の洗い物してるのが面倒みたいで。
主婦みたいでしょ?最近の子は現実的だよね。」

・・・本当に保証書なんて思ってもないところをチェックするんだな~とびっくりしながら感心しちゃいました。しかも欲しいものが食洗器。リアリティのありすぎるクリスマスプレゼントです。

うちのツリーにもディズニーの靴下のオーナメントがかかっていて、「ここにプレゼント入れれるよ」と旦那に言ったら「ホント~じゃあクリスマス何が入ってるか楽しみにしておくわ」とあっさり返されました。
今年はなかなか勤務が合わないので、プレゼントも一緒に買いに行けなさそうで心配。

私にはサンタがやってくるのかなぁ・・・


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ハプニング。 [我が家の珍事件簿]

日勤はいつも7時過ぎに車で出勤している私。
まず、寝坊しない私が、今日は起きたらもう7時。

勤務先とはすごく近いから多分8時に出ても間に合うけれど、
勤務先の休憩室でホットコーヒー(正しくは甘さたっぷりのカフェオレ)を飲みながらまったりとして、それから勤務に入るんです。
そう、スロースターターとでも言うんでしょうか。
(いや、単に言ってすぐ動きたくないグ~タラなんですが・・・)

やばい!寝坊した!!

起き上がってベッドから出ようと勢いよく手をついたその時!!

「痛い!!」と叫んで思いきり睨まれました。

・・・そうです。そこは旦那さまの大事なトコロ・・思いっきり手のひらで体重乗せてしまいました。こんなに睨まれたことがかつてあるのか、ってくらいの鋭い眼光でした。

私にはわからない痛みですが、「本当にごめんね!!」
ゆっくり謝る余裕もなく、寝室を飛び出したのでした。(反省の色なし!?)

帰宅後「朝はホントごめんね。」というと、「いや、俺あのあとまたス~って寝ちゃったみたいだわ。」と。

・・・良かった。あんなに睨まれたのにそんなに痛くなかったんだ。
あの睨み方は半端じゃなかったのになぁ。


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心に残していけるもの。 [ナースの宝箱]

しかし、数ある職業の中でも私たちの職業は人が亡くなる瞬間を見届けることが多い職業なのだと、あらためて思う。

その人がどんな人生を歩み、どんな生き方をしてきた人なのか。
入院されてきた時点で、その方がお話のできない状態の場合には、周りの人の思い出話や、面会に来られる方々、身の回りのものからの、おおよその推察しかできない。

全く縁もゆかりもない私たちが、そんな亡くなる患者様の傍で一緒に看取らせていただいたくということは、本当にどんな偶然で、貴重な体験なのだろう。

人は皆、生きてきたように死んでいくのだ、という。
言葉を変えれば、その人の亡くなり方がその人の生き様を語っているということ。
それが本当かどうかは、まだ私にはわからないけれど(自分の身近な人の死に遭遇していないので。)今朝、空へ昇って逝ってしまった患者様はそうだったのだろう。

家族みんなに好かれている方だった。
状態は極めて悪いながらも横ばいで、付き添っている方と話しながら様子を見ていたが、朝方一気に心拍数が落ちたので、連絡を入れてもらった。
熱心に交代で付き添っていたので、間に合ってほしいという思いだった。
家族が連絡を入れる際に、「焦って運転して事故を起こすといけないから、くれぐれも気をつけてきてほしい」と伝えてもらった。

呼んでいる他の家族が来るまで、止まりかけていた心臓も持ち直した。
家族が呼びかけると、ずっと聴くことのなかった声を出し返事をされていた。
「看護婦さん、じいちゃんに聴こえてるよね?届いてるんだよね?あんなにさっき危なかったのに」
「必ず聴こえてますよ。ちゃんと聴いてくれていると思いますよ。」というと悲しむよりも懸命な声かけをしていた。

「じいちゃん、孫ができたんだよ。明日報告に来る予定だったんだよ、直接言いたいからって言ってたよ。」
待っていた残りの家族も間に合った。いや、それまで待っていたんだと私は思った。
もう息をしていない時間の方が長いけれど、それでも呼びかけに反応し呼吸する。
「待っててくれたんだ。こんなに苦しいだろうけど、それでも生きようとしてる。これがじいちゃんの生き様なんだ。ちゃんとみんなで見てるから。」

そんな家族の様々な声かけややりとりを聞いて、最後に関わらせていただけたことに感謝をしながら、涙が浮かんでどうしようもなかった。
自分の亡くなるときになお、心に残していけるものがある。
そんな家族の姿を、私は忘れない。
私がいつか逝くときにも何かを残せる人間でありたい。


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のんびり過ごす日曜日。 [日々の風景]

何の予定もない、日曜日。心ゆくまで布団の中でゴロゴロ。
こんなにゆっくりと眠ったのは久しぶり。

久々に、二人そろってのお休みだったけれど、今日はあいにくの雨。
昼御飯を食べた後、旦那が一言。
「コーヒーゼリー食べたくない?」

先日スーパーでの買い物中、私が買ったコーヒーゼリーを大変気に入ったようで
買い物に行くとそっとカゴにコーヒーゼリーを入れるようになった旦那が言った
この一言で、雨が降ったり止んだりを繰り返す中、旦那と買い物がてらおでかけ
することに(笑)

色々用事足しをして、最後にスーパーに寄って帰宅。
旦那がコーヒーゼリーを食べたいために外に出てから、食べるまで実に2時間が
過ぎていました(^^ゞ
でも、やっぱり美味しかった(^-^)

帰宅すると親からメールが。桜が満開で花見してきたと。
ますます、ゆっくり帰郷したくなるような、そんな写真。
明日からまたのんびりと頑張ろう。


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NEW POWER,NEW PLACE [ナースの宝箱]

さきほどUPした記事とはうらはらに、やっぱりナースの仕事が好きな私。
近況について少し・・・

ブログをご無沙汰している間に、新病院への移転や、新人ナース達との出逢いが
ありました。新しい場所と新しい仲間との出逢いです。

新病院に移転して、まだバタバタしていますが、綺麗で静かな環境の中で療養し
ていただけることはとても嬉しいことです。
落ち着いた環境の中で、患者様やご家族の方と関わりお話を聴くことで、より、
本心に近づいてお話が聴けると思うし、そのように関わっていきたいと考えてい
ます。

新病院の窓からは、朝日も夕日も拝むことができ、とても見晴らしよく街並みを
眺めることができます。
今は朝日は早い時間ですが、高齢の方は起きるのが早く、一緒にカーテンを開け
眺めたりもします。(そして朝ごはんまでの間、もう1度眠る方が多いです)

移転が功を奏したのか、部屋にとじこもりがちだった患者様がお部屋の外に出て
積極的に歩くようになったり、なかなか面会に来なかったご家族の方が来るよう
になったり、また、面会にきても直ぐ帰ってしまっていたご家族が、少し患者様
と過ごす時間が増えたりと、落ち着く環境になったことで、患者様にとって良い
結果を生んでいるような気がします。

新しくやってきた新人ナースたちも毎日頑張っています。
ただ、挨拶のしかた、敬語の使い方、患者様への言葉遣いなども含め、社会人と
しての基本から指導が必要で、日々現行犯(笑)で指導中です。
手技よりも何よりも大切なことなので、その場その場で指導をタイムリーにする
ようにしています。
あと、日本語がおかしかったり、漢字がダメな子が多いです。パソコン・メール
世代だから?でしょうか。
もうすぐ彼女達も夜勤に入ります。
一緒に夜勤をするわけですから、成長するよう指導するのは自分達のためにもな
るわけで、頑張って教えていかなければ・・・


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ゆとりが欲しいこの頃。 [日々の風景]

自分のこのページにこれたのは、もうどのくらいぶりなんだろう?
パソコンを開くことがあっても、仕事の書類作りばかり。

余裕がない。

仕事を始めてからずっと、私は余裕がないんだと思う。

大好きなショッピングや旅行、ドライブも、夫婦二人揃って多忙が続いてなかなか
できずに、抱えこんだストレスをうまく消化できずにいるのかもしれない。

自分の能力をはるかに超えていると思う、自分に課せられた責任も、必死でこなそ
うと努力はしているけれど、いっぱいな分、家ではぐったりしちゃっていることが
多くて、心配かけてしまっている。(旦那の親にも家事の手抜きをすすめられちゃ
うくらいだったり)

ようやく、旦那も大きな仕事の区切りがつきそうなので、少しのんびりできるかな
なんて思っています。

せめて1週間に1度くらいはブログにこれる余裕が欲しいなぁ・・・
これを書いている今も書類作りの最中だったりするけど(^^ゞ


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たくさんの出逢いと別れ [ナースの宝箱]

日々がめまぐるしく過ぎ去っていく中、気がつけば道端には黄色い菜の花が咲き、
見上げれば梅の花が満開となり、木々の新しい芽が伸びてきて、季節は春を告げて
います。

自転車に乗るのも風が心地よくなってきた今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

久々にブログにくるとまたページが開きづらくしばらくかかって文章作成の画面に
たどり着くことができました。
でも、知らないうちにスキンも増えていたので、ちょっと気分転換に変えてしまい
ました。
少しづつ、このブログならではの楽しみも増えてきたのかな?

ご無沙汰している間にも、日々たくさんの出逢いと別れを重ねてきました。

それでも、元気に退院していったおじいちゃんが病棟に忘れ物を取りに上がってき
たときに、笑顔で再会できたのは昨日一日の中で自分へのご褒美だった気がします。
年齢を重ねると、顔は覚えてもたくさんいる看護師の名前までは・・・となるもの
ですが、おじいちゃんは名前を覚えていてくれました。
そんなささいなことが嬉しいと思える私なのです。

そうそう、以前
涙のあとの笑顔。で文章中に出演していただいたおじいちゃんも、
無事自宅の体制が整って退院することができました。

病棟に一番長くいるおばあちゃんがずっとお話できなくなっていたのに、たくさん
お話ができるようになって元気がでてきて、ただ寝ているばかりの毎日だったのに
今では自分から看護師やお部屋の方に声をかけたり、めがねをかけて読書したり、
経管栄養ではなく、きちんとおかゆを自分の口から食べることができるようになり
嬉しい驚きもありました。

悲しい別れもいくつもありました。
そんな中、初七日を終えた家族の方が病棟に挨拶にきたときに呼び止められ、今日
会えて良かったです。急変したときの担当していた看護師さんが**さんで良かっ
た、本当に私たち家族に丁寧に説明してくれたり、声をかけ気遣ってくれたり、お
かげで安心できました、ずっと忘れませんとお礼を言われました。

担当として当たり前のことを当たり前にしただけですが、そうやって家族の方々に
思っていただけたのは最期の辛い時のせめてもの支えになれたのかなと思えました。
お別れの場面には私はお休みで立ち会っていなかったので、お悔やみを述べた後で
その言葉を励みに今後も頑張っていきますと、お礼を伝えました。

その他の家族の方にも、たくさん関わりのときにもったいないようなお言葉をいた
だいてよくもらい泣きしちゃっています。

忙しい中で、一瞬一瞬の関わりですが、相手の方にはずっと心に残っていくことも
ある、そんなお仕事です。
誇りをもって、責任を持って、毎日頑張らなくちゃな~とあらためて実感していま
す。

来月からはなんとチームリーダーになることになり、新病院に向け更に忙しい毎日
になりそうです。
今日もちょっと遅めですが、これから出勤なので頑張ってきます。

追伸:もう少し更新したり、ゆっくりブログ周りしたり、自分の時間が欲しいなぁ。
   パソコン久々にネットに繋いだらメールチェッカーに迷惑メールが山のよう
   にひっかかっていてうんざりでした(>_<)


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ひなまつり [日々の風景]

お久しぶりです。皆様お元気でお過ごしでしょうか?

ひなはちょこっと激務でバテ気味というか、頭痛が続いています。
お休みの日は横になっていることが多く、ブログもご無沙汰しています。

新病院にお引越しするまでの間このバタバタは続きそうなので、今まで以上
さらに更新は延び延びになってしまいそうです。
が、たくさん書きたいことはあるので、そのうちぼちぼち書いていきます。

今日はひなまつり。
去年はケーキでお祝いしたのですが、今年は旦那も激務続きで、今夜はまだ
帰宅できていません(T_T)

夫婦そろって忙しい毎日ですが、お互いにいたわりあって仲良く過ごしてい
ます。
インフルエンザもはやっていますので、皆様もお体に気をつけてください。


 


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